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バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。
[記事] 「アレンドロネートの5年治療と10年治療の比較」へのコメント
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http://www.biotoday.com/view.cfm?n=17101
この試験結果から、5年間のビスフォスフォネート治療後にビスフォスフォネートを最大5年間中断しても多くの女性では骨折リスクの有意な上昇は認められないと示唆されました。
具体的にはどのような女性なら治療を中断できるのか?
この質問の答えがJAMAのディトリアル(1)に端的にまとまっています。
エディトリアルには、5年間のビスフォスフォネート治療に対して良好な反応〔股関節の骨ミネラル濃度(BMD)が3-5%上昇、脊椎BMDが8-10%上昇、Tスコア > -3.5〕を示し、その他に脊椎骨折のリスク上昇が認められない閉経後女性は最大5年間のビスフォスフォネート治療の中断を考慮しうると説明されています(1)。
この方法を実施すれば、これまでに報告されているビスフォスフォネートの費用対効果(2)(3)も改善するでしょう。
もちろん、ビスフォスフォネート使用中断決定後は、使用中断中の女性を注意深くモニタリングし、BMDが急速に低下した時にはビスフォスフォネート治療の再開などを考慮する必要があります。(終)
(1)Ten vs Five Years of Bisphosphonate Treatment for Postmenopausal Osteoporosis. JAMA. 2006;296:2968-2969.
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/296/24/2968
(2)Cost effectiveness of alendronate (Fosamax) for the treatment of osteoporosis and prevention of fractures. Pharmacoeconomics. 2003;21:305-314.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=retrieve&db=pubmed&list_uids=12627984&dopt=Abstract
(3)Fracture Intervention Trial Research Group. The effect of alendronate on fracture-related healthcare utilization and costs: the fracture intervention trial. Osteoporos Int. 2001;12:654-660.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=retrieve&db=pubmed&list_uids=11580079&dopt=Abstract
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アレンドロネートの5年治療と10年治療の比較