Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。
化学放射線療法とMerck & CoのKeytrudaによる子宮頸癌初治療が生存改善達成
 ・ 誤記を訂正しました(陰性か陰性か→陽性か陰性の)
Novartisの発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)薬Fabhaltaを米国が承認
 ・ 誤解訂正。Fabhalta投与患者”殆ど”がヘモグロビン濃度2 g/dL以上の上昇を達成した旨に修正しました。
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[記事]包皮切除(割礼)はHIV感染を防ぐ」へのコメント

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「日常臨床に割礼をどうやって取り入れていくか」

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男性の割礼がアフリカでのHIV感染予防において非常に有効と分かりました。

http://www.biotoday.com/view.cfm?n=18190

この試験報告に関連したコメント報告において、実際にアフリカの男性が割礼を受けた場合にどれぐらいHIVが防げるかが推定されています(1)。

その報告によると、ウガンダで実施された試験(2)での割礼のHIV感染予防効果を南アフリカのKwaZulu-Natalでの年齢毎のHIV感染率(3)に適応すると、殆ど割礼されていないKwaZulu-Natalの男性250万人(4)の2007年の35,000件の新規HIV感染を予防しうると分かりました。

地域差はあるものの、アフリカ人の割礼許容率は高いことが示唆されています(5)(6)。また、ウガンダで実施された試験(2)でのコントロール適格男性の8割は試験終了までに割礼されることを了承しました。

今後は、リスクの高い性行為をしない人や既にHIV陽性の人などの割礼のベネフィットが期待できない人に対しても一様に割礼を実施するのか?といった倫理的な課題や、割礼の手術方法の評価や割礼を実施する人のトレーニングなどの実務面での課題について慎重に協議した上で割礼を実際の臨床に取り入れていく必要があるのでしょう。


(1)Male circumcision to cut HIV risk in the general population. The Lancet 2007; 369:617-619
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673607602888/fulltext

(2)Gray RH, Kigozi G, Serwadda D, et al. Male circumcision for HIV prevention in men in Rakai, Uganda: a randomised trial. Lancet 2007; 369: 657-666.
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673607603134/abstract

(3)Welz T, Hosegood V, Jaffar S, B?tzing-Feigenbaum J, Herbst K, Newell ML. Continued very high prevalence of HIV infection in rural KwaZulu-Natal, South Africa: a population-based longitudinal study. AIDS (in press).

(4)Statistics South Africa. Mid-year population estimates, South Africa, 2006. Aug 1, 2006:
http://www.statssa.gov.za/publications/P0302/P03022006.pdf

(5)Timberg C. US to end funding of anti-AIDS program in Swaziland. Washington Post. Oct 13, 2006:
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/10/12/AR2006101201877.html

(6)Westercamp N, Bailey RC. Acceptability of male circumcision for prevention of HIV/AIDS in sub-Saharan Africa: a review. AIDS Behav 2006;
published online Oct 20. DOI:10.1007/S10461-006-9169-4
http://dx.doi.org/10.1007/S10461-006-9169-4

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2007-02-24 - 男性の割礼率が比較的低いHIV蔓延地域・ケニアとウガンダで実施された2つの無作為化試験の結果から、男性の割礼はアフリカでのHIV感染の抑制に有用と分かりました。
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