キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

Merck社がRNA干渉のバイオテック・Sirna社を買収

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2006-10-31 | コメント

2006年10月31日、RNA干渉技術をベースにした薬剤を開発しているSirna Therapeutics社とMerck社は、Merck社によるSirna社の買収で合意したと発表しました。

この合意の下で、Merck社はSirna社の株式を1株あたり13ドルで購入します。買収総額はおよそ11億ドルです。Sirna社はMerck社の完全子会社となります。

Sirna社のリードsiRNA化合物はSirna-027です。Allergan社との広範囲な提携の下で、加齢黄斑変性症を対象にしたSirna-027の第2相試験が始まろうとしています。Sirna-027は血管内皮増殖因子を阻害します。

Allergan社の他に、Sirna社は呼吸器疾患の治療薬の開発でGlaxoSmithKline社とも提携しています。

2007年1Qに買収が完了する見込みです。

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2006-10-31 | 投稿者 : 清宮さん
アルファジェン社の野沢社長のメールマガジン(アルファジェン RNAi ニュース)で知りました。野沢社長ありがとうございます。

 ▽RNAiニュース
  http://alphagen.main.jp/blog/
 ▽アルファジェン RNAi ニュースの購読は以下までどうぞ
  i-nozawa@alphagen.jp

Alnylam社の周辺でも動きがあるかもしれないですね。

Merck社が2001年に6億2000万ドルで買収した遺伝子研究の会社・Rosetta Inpharmatics社の元CEO・Stephen H. Friend氏はMerck社の研究所においてなくてはならない人物となっています。

Sirna社の“遺伝子”がMerck社にどれだけ溶け込めるか?またはMerck社がSirna社の技術をどれだけ自社の技術や文化に取り入れられるか?合併後の活動が楽しみです。
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