Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

作業療法は認知症患者の日常生活機能を改善し、介護者の負担を軽減する

  • 2006-12-11 - 軽度〜中等度の認知症を有する65歳以上の高齢者135人とその介護者を対象にした試験の結果、地域をベースにした作業療法は患者の生活機能(daily function )を改善し、介護者の負担を減らすと分かりました。 (6 段落, 561 文字)
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2006-12-11 | 投稿者 : 清宮さん
認知症患者の日常生活機能の改善や介護者の負担軽減において、作業療法は非常に効果的と分かりました。

 ▽作業療法は認知症患者の日常生活機能を改善し、介護者の負担を軽減する
  http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16764

特に患者の作業遂行技能の改善は著しく、作業療法群の84%で臨床上意義のある改善が認められました。一方コントロール群で作業遂行技能が臨床上意義のある改善を達成した割合は僅かに9%でした。

この結果から、臨床上意義のある運動・プロセス技能スコア改善を1例得るのに必要な治療患者数(number needed to treat、NNT)は1.3人と算出されました。

すなわち13人が6週間作業療法を受けると臨床上意義のある作業遂行技能の改善が10人の患者で得られることになり、作業療法は非常に効率が良い治療法である事が分かります。

今回の試験では、作業療法とコントロール群ではともに有害事象は報告されませんでした。したがって、通常はNNTとセットで考慮する必要がある「1件の副作用が起きるに必要な患者数(NNH)」はこの試験では無視することができます。

◇今後について

今回の試験には、コリンエステラーゼ阻害剤を安定して服用している患者が参加しました。したがって、作業療法は薬物治療の効果にさらに相加的な効果をもたらしたことになります。

今後は今回の試験成績を再現する必要があると同時に、コリンエステラーゼ阻害剤未使用下での作業療法の効果を調べたり、コリンエステラーゼ阻害剤と作業療法の直接比較試験などを実施していくべきでしょう。
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