【2006年の報告】AMPKを活性化する低分子化合物が同定された〜2型糖尿病や代謝症候群の治療に有用
- 2007-02-21 - AMP-activated protein kinase (AMPK) は細胞と生体全体のエネルギー代謝の主要なセンサー・調節因子です。 (5 段落, 372 文字)
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J Clin Invest. 2004 Jan;113(2):274-84.
今回のAbbott社の論文によると、この化合物はAMP結合サイトとも別のサイト(第3のサイト?)を用いてAMPKを活性化しているということであり、AMP/ATP比を利用したものではなく、酵素をアロステリックに活性化していることは間違いないようです。
恥ずかしくないと思います。syabarangeさんのコメントがあったおかげでいろいろ勉強することができました。
BioTodayの読者もそう感じていると思います。
「AMPKは細胞のエネルギー状態の低下にともなうAMP/ATP比の上昇によってアロステリックに活性化されるエネルギーセンサー的なキナーゼ」ということも初めて知りました。
となるとAbbott社のA-769662もAMP/ATP比に影響を与える薬剤なのでしょうか。もしご存知の方がいましたらコメントいただければ幸いです。
syabarangeさん今後ともよろしくお願いします。
なぜなら、AMPKは細胞のエネルギー状態の低下にともなうAMP/ATP比の上昇によってアロステリックに活性化されるエネルギーセンサー的なキナーゼだ、ということを知らなく、2月14日の「低分子でAMPKを活性化するのは難しい」というコメントをしてしまったからです。
AMPKについて知っていれば、AMPK活性化による低分子糖尿病治療薬という考え方は至極当然かも知れません。
大変お恥ずかしいです。
これからはもっと精進いたしますので、どうかよろしくお願いいたします。