キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

イソトレチノン治療終了後少なくとも1年間は精神状態監視が必要

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2010-11-13 | コメント

イソトレチノン(isotretinoin)が処方されたスウェーデンの重症にきび患者のイソトレチノン処方前・処方中・処方後を観察したレトロスペクティブ試験の結果、既に示されている重症にきびと自殺企図リスク上昇の関連が支持され、イソトレチノン治療中とイソトレチノン治療後最大1年間はそのリスクがさらに高まると示唆されました。

イソトレチノン治療前に自殺企図をしたことがある患者はイソトレチノン治療中に自殺行為を始めた患者に比べて自殺企図を繰り返すリスクや自殺リスクが高いようです。

自殺企図の既往をイソトレチノン治療の禁忌とする必要はなさそうだと著者は言っています。

イソトレチノン治療中止後長期間を経てから自殺企図が発生しうるという事実こそ重要であり、イソトレチノン治療中と治療終了後少なくとも1年間は患者の精神状態の慎重に監視する必要があると著者は言っています。

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