キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

血小板減少性紫斑病妊婦が武田薬品の人工ADAMTS13使用で無事出産できた

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2022-12-24 | コメント

血液凝固の制御に携わる血中蛋白質ADAMTS13の重度欠乏による親譲りの血栓性血小板減少性紫斑病(先天性TTP)が妊娠中に判明した女性への武田薬品の開発段階の人工ADAMTS13(TAK-755)のやむにやまれぬ斟酌投与(emergency compassionate use)で血小板数が正常化して胎児の発育が安定化し、妊娠37週と1日で帝王切開で赤ちゃん(男児)を出産することができました。

先天性TTP患者へのADAMTS13の目下の供給源は血漿ですがその女性のTTPは血漿の手に負えず、胎児がすぐにでも命を落とす事態に陥ったことを受けて人工ADAMTS13が投与されるに至りました。

報告の時点で女性も男児も健やかに過ごせており、女性は2週間に1回の人工ADAMTS13投与を続けています。

TAK-755は第3相試験(NCT04683003)段階にあります。

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