いにしえのコーヒーが復活している
Free!世界で最も普及しているコーヒー豆・アラビカ(Coffea arabica)が干ばつのせいで最近2倍に値上がりしています。地球温暖化で多くの農場が近い将来にアラビカを栽培できなくなるかもしれません。
そこでアフリカのコーヒー農場は長く忘れられていたコーヒー種・リベリカ コーヒー(Coffea liberica、リベリカ種)を復活させる取り組みを始めています。
英国の植物園Royal Botanic Gardens, Kewによるとリベリカ種は1870年代には広く栽培されていましたが、実は大きくてくるみやプラムほどもあり、皮はぶ厚くて固く、さくらんぼ程の大きさの他のコーヒー種に比べて加工が困難でした。20世紀(1900年代)に入ってからその作り手は急激に減少し、20世紀の世界のコーヒー生産のうちリベリカ種は僅か1%かそれ未満だったようです。
最近になってアフリカのウガンダの農家は立ち枯れ病やその他の病気になり難いリベリカ亜種エキセルサ(excelsa)の増産を始めています。
濃厚で甘い味のコーヒーを生み出すリベリカ種の栽培に涼しい高地は必要ありません。地球がますます温暖化してもエキセルサやその他のあまり広まっていない種のおかげでコーヒーは引き続き身近な存在であり続けてくれるかもしれません。
- An old coffee bean returns / Science
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