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膀胱癌のMerckのKeytruda+アステラス/SeagenのPadcev初治療を米国が優先審査
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リモートでなく仲間が直接会うチームが頭一つ抜けた画期的発見をより生み出す
 ・ 表現を訂正しました(今や共同研究に地理的制約はなく、、、→研究チームを作るのに今や地理的制約はなく、、、)

Caribou社の一括生産可能CAR-Tの再発は依然多い

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2023-07-17 | コメント

Caribou Biosciences社の一括生産可能な脱PD-1(PD-1 knockout)キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)CB-010のPh1試験(ANTLER)で再発/治療抵抗性(r/r)B細胞非ホジキンリンパ腫(B-NHL)患者16人の約7割(69%;11/17人)が完全寛解し、6か月以降の完全寛解は増えてはいるものの前の発表で心配された再発は依然として結構生じています。

去年2022年6月には細胞数4000万個が投与された患者6人の結果が発表され、全員が完全寛解したもののその半数の3人は6か月までに再発をきたしていました。また、今回の発表でさらに1人が6か月以降に再発をきたしています。

今回の発表の結果、6か月時点での奏効率は50%、6か月以降の時点での完全寛解率は44%(7/16人)です。

最長2年の追跡期間中に完全寛解患者11人のうち半数近い5人が再発しています。

高用量ほど有効というわけではなさそうで、最高用量(細胞数1億2000万個)が投与された3人のうち1人は同試験での初めての無効患者で、残り2人は奏効(完全寛解と部分寛解が1人づつ)したものの2か月と経たず悪化しています。

たとえばGilead Sciences社の患者毎作製のCAR-T・Yescartaのリンパ腫患者での完全寛解率は50%ほどですが、Zuma-1試験ではそれら寛解患者のおよそ70%が2年目を寛解のまま迎えることができています。

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