Applied社のガラクトース血症薬のPh3失敗〜しかし承認申請を目指す
 ・ Ph3試験の名称の誤解を訂正しました(AT-007→ACTION-Galactosemia Kids)
Aldeyra社の嫌な予感通り米国FDAがドライアイ薬reproxalapを承認せず
 ・ 誤記を訂正しました(来月注→来月中)
Gamida Cell社の血液癌治療臍帯血製品Omidubicelを米国FDAが承認
 ・ 抜けていた製品名Omisirgeを追記しました。

高テストステロン女性の競技参加を禁じる規則の後ろ盾の試験報告が訂正された

Free!
2021-09-03 | コメント

世界有数の陸上競技者の記録と血清テストステロン濃度の関連を調べ、テストステロン濃度が下から3分の1の女性選手に比べて上から3分の1の女性選手の400メートル走や800メートル走の成績はそれぞれ約3%と2%良いことを示した2017年のBritish Journal of Sports Medicine誌掲載報告が訂正され、テストステロン濃度が高いことは競技成績が良いことと関連するだけであってテストステロン濃度が高いと競技成績が良くなるという因果関係は確立していないとされました。

そう訂正される前のその試験報告を受けてInternational Amateur Athletic Federation(現在の名称はWorld Athletics)は生まれつきテストステロン濃度が高い女性選手が400-1500メートル走に参加するには薬でテストステロン濃度を下げる必要があるという規則を作りました。

2012年と2016年のオリンピックの800メートル走で優勝した南アフリカのCaster Semenya氏はそのルールに阻まれて800メートル走を断念し、5000メートル走で東京オリンピックを目指しました。しかし残念ながら参加に必要な成績を残すことができませんでした。彼女はテストステロン濃度を下げる薬の服用を拒否しています。

関連ニュース
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。