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AmgenのKras阻害剤の他剤併用試験が充実してきている〜単独投与試験も進行

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2021-11-04 | コメント

Kras阻害剤は単独治療から他剤との併用に活躍の場を広げようとしており、KRAS G12C変異非小細胞肺癌(NSCLC)への使用が米国FDAに今春取り急ぎ承認されたAmgenのKras阻害剤の先駆けLumakras(ルマクラス;sotorasib、ソトラシブ)とMerck & Coの抗PD-1薬Keytruda(キイトルーダ;pembrolizumab)やRevolution Medicines社のShp2阻害剤RMC-4630の組み合わせの試験のひとまずの結果が来年2022年前半に明らかになります。

また、Amgen手持ちの抗EGFR抗体VectibixとLumakrasによる大腸癌3度目治療の第3相試験が今年4Qに始まります。

単独治療の開発も進められており、KRAS G12C変異NSCLCへのLumakrasの承認を不動にするのに必要なドセタキセルとの比較第3相試験結果は来年2022年前半に判明します。

NSCLCや大腸癌以外のKRAS G12C変異固形癌をLumakras単独で治療している第2相試験の結果一揃いも来年2022年前半に判明します。

Lumakrasを追うMirati社のKras阻害剤adagrasib(アダグラシブ)は今年4QにNSCLC治療薬として承認申請される予定です。しかしその先行きは不透明で、来年前半には判明するPh3結果を受けてLumakrasの承認が不動になってしまうと第3相試験なしでadagrasibが取り急ぎの承認を得る道が閉ざされてしまいます。

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