大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

米国Merckの抗COVID-19経口薬の入院や死亡の抑制効果が約50%から30%に低下

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2021-11-28 | コメント

Merck & Co(メルク、MSD)は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策の開発でツキに見放されているらしく、経口薬モルヌピラビル(molnupiravir、MK-4482(EIDD-2801)のプラセボ対照第3相試験(MOVe-OUT)での効果が減弱しています。

10月1日に発表された途中解析でのモルヌプレビル投与群の入院か死亡の発生率はプラセボ群のおよそ半分で済んでいましたが(7.3% vs 14.1%)、今回の11月26日に発表された全被験者の解析での入院か死亡のプラセボ群に比べた発現率低下は30%に落ち込んでいます。

今回発表のモルヌピラビル投与群の入院か死亡率は6.8%(48/709人)、プラセボ群では9.7%(68/699人)でした。

Merck & CoはCOVID-19ワクチンの開発も当初目指しましたが、今年2021年早々の1月25日にその開発断念を発表しています。

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