Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)
抗生物質で心不全を治療できるかもしれない
 ・ 誤記を訂正しました(心臓発作に、、、→心臓発作後に、、、)

粗末な裏付けに基づくお門違いな一押しを早く無くすには合議を止めるべき

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2021-11-30 | コメント

世界の二大死因・心疾患と癌への対処を指南(recommendation)する世界規模の二大組織・American College of Cardiology(ACC)/American Heart Association(AHA)とAmerican Society of Clinical Oncology(ASCO)が作ったガイドライン一揃いを調べたところ粗末な裏付け(low quality evidence)から捻り出された指南のうちACC/AHAからのものの41%(206/504)とASCOからのものの20%(206/404)は不適切(Inappropriate)でした。

粗末な裏付けからの指南がやむなしではなくお門違いに一押し(inappropriate discordant)となることはどうやら鶴の一声がもっぱら物を言う(highly reliant on expert opinion)合議(consensus)に基づく方が裏付け第一(evidence based)に比べてより多いことも示されました。

合議を止めれば不適切な一押しの指南をより早く絶滅させうるだろうと著者は言っています。

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