大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。
先立つ治療を少なくとも1回経ている骨髄腫へのJ&JのCarvykti使用を欧州も承認
 ・ BMSのBCMA標的CAR-T・Abecmaの欧州での承認について短く追記しました。
デングウイルスやジカウイルスを阻止する細菌をヒトスジシマカの腸から同定
 ・ 関連ニュースを追加しました。

Amylyx社のALS薬AMX0035の一層良好なPh2生存解析結果報告

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2022-05-06 | コメント

Amylyx Pharmaceuticals社のフェニル酪酸ナトリウム(PB)とタウロウルソデオキシコール酸(TUDCA)の合剤・AMX0035による筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療の第2相試験CENTAURの後知恵解析(post hoc analyses)で同剤治療の一層の生存延長効果が示されました。

試験の被験者は誰でも割り振り群での6か月を終えた後にAMX0035を服用でき、プラセボの被験者も希望すれば遅ればせながら同剤服用に移行(クロスオーバー)することが可能でした。

そのクロスオーバーを考慮した後知恵解析の結果、AMX0035治療群の生存中央値はプラセボ群より11か月長いことが示されました(25.8か月 vs 15.2か月)。

また、割り振りからその後までAMX0035を服用し続けた患者の生存中央値は割り振りがプラセボでその後AMX0035服用しなかった患者より19か月長いという結果が得られています。ただしこの結果はAMX0035服用を選ばなかったという偏りの影響を差し引いて解釈する必要があります。

AMX0035の米国FDA審査結果はまもなく来月29日までに判明します。

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