凍らせたヒト脳組織を傷めず解凍
 ・ 手法の名称を追記しました。
脾臓の超音波刺激でラットの肺高血圧症が改善
 ・ タイトルの誤字を訂正しました(脾臓に超音波刺激→脾臓”の”超音波刺激)
ワクチンに添加される植物由来の免疫増強成分QS-21を酵母で作る手段を開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

武田薬品が利益の急減を受けて再編に取り組む〜癌治療の開発2つ打ち切り

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2024-05-10 | コメント

営業利益の激減やADHD(注意欠如・多動症)薬Vyvanse/Elvanseの失速を背景に武田薬品がおよそ1400億円(9億ドル)を費やして再編に取り組みます。

武田薬品この3月末までの2023年度の営業利益はその前年度より56%少ない2110億円(14億ドル)でした。来年2025年3月末までの今年度の営業利益も昨年度とほぼ変わらない2250億円(14億ドル)となる見込みです。

後発品の参入を受けてVyvanse/Elvanseの2023年度売り上げはその前年度に比べて8%少ない4590億円でした。今年度の売り上げはそのおよそ半分の2250億円となる見込みです。

これからの再編には従業員削減が含まれると武田薬品の舵取りCEO・Christophe Weber氏は言っています。

開発品に目を向けると、Ph1-2試験段階の抗癌剤の取り組み2つが新たに打ち切りとなりました。

その1つは抗CD19キメラ抗原受容体NK細胞TAK-007で、同剤開発の矛先が自己免疫疾患に変わり、癌治療の臨床開発は打ち切られました。ループス腎炎への同剤のPh2試験が2025年度に始まる見込みです。

また、SUMO化阻害剤subasumstat(TAK-981)による癌治療の臨床開発が打ち切りとなりました。

インターフェロンα2bと抗CD38抗体の合体品modakafusp alfa(TAK-573)の脱落は今年2月初めにすでに発表されています。

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