リーダーを教育することでロマ族のコミュニティー全体の無防備なセックスが減る
- 2006-11-26 - ブルガリアのロマ民族(Gypsy)の52コミュニティー(social network、社会的ネットワーク)を対象にした試験の結果、コミュニティー内の仲間へのHIV感染予防カウンセリング法をコミュニティーのリーダーに教育すると無防備な性交渉を減らせると分かりました。 (6 段落, 559 文字)
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調査対象の男性のベースライン時点での生涯の性交渉パートナーの平均数は27.5人(中央値は13人)、過去1年間では7.1人、過去3ヶ月では3.2人でした。
ほぼ全員の男性は女性パートナーを有しており、自分をヘテロセクシャルと申告しました。しかし半数以上(59%)の男性は男性とセックスしたことがあると申告しました。35%の男性は過去1年間に男性とセックスしたと申告しました。
試験対象の男性286人のうち170人(59%)はベースライン時の評価で過去3ヶ月に複数の性交渉パートナーがいたと回答し、191人(67%)が行きずりのセックスをしたと回答しました。
▽リーダーを教育することでロマ族のコミュニティー全体の無防備なセックスが減る
http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16492
ロマ族は東欧での最大の少数民族であり、この地域で最も社会的に無視された貧しい集団となっています。
ロマ族は10世紀にインド北部から移住し、現在では南東欧の人口の6-9%がロマ族で構成されています。
容貌、文化、慣習から区別がつきますが、ロマ族はもやは遊牧的な生活は送っていません。貧困、過密、荒廃した家屋、衛生状態不良、健康サービス不足という環境下で主要なコミュニティーから離れて定住しています。
ブルガリアのロマ族で初等教育を受けた割合は僅か10%足らずで、80%は文盲です。70-90%が失業状態にあります。
ロマ族の寿命は一般よりも10-15年短く、何世紀にもわたって差別・迫害されてきました。今日でも社会的無視は続いています。ロマ族のコミュニティーは文化的に孤立し、適切な教育・ヘルスケア・ソーシャルサービスが不足しています。