Lillyのκオピオイド受容体遮断薬LY2444296でアルコール依存ラットの酒量が減少
 ・ 3段落目の誤記を訂正しました(断酒9時間後→断酒8時間後)
三つ子の騒音百まで
 ・ 参考文献にPERSPECTIVEを追加しました。
大うつ病患者へのNeurocrine社のAMPA受容体増強薬のPh2試験で有意効果あり
 ・ タイトルの誤記を訂正しました(Ph1試験→Ph2試験)。

Merck & Coが大金を積んだ第一三共の3つのADCの一つのPh3試験が近々始まる

Free!
2024-01-16 | コメント

昨秋2023年10月にMerck & Coから手付け金40億ドルを引き出した第一三共の荷付き抗体(ADC)3つのうちの1つifinatamab deruxtecan(インナタマブ デルクステカン、I-DXd、DS-7300)の第3相試験がClinicaltrials.govに登録され、3月末に始まる見込みとなっています。

I-DXdはトポイソメラーゼ1阻害剤(DXd)を癌細胞内に押し込むB7-H3標的(ADC)であり、登録されたPh3試験で同剤は医師選択治療(トポテカン/topotecan、ルルビネクテジン/lurbinectedin、amrubicin/アムルビシンのいずれか)と対決します。

Merck & Coは昨秋の提携で他に2つのADCに手を出しています。その1つは抗HER3 ADC・patritumab deruxtecan (HER3-DXd) です。Ph2試験での局所進行/転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者奏効率結果を頼りとする承認申請を米国FDAは去年の暮れに受理しており、審査結果は今年6月26日までに判明します。

Merck & Coが手を出したもう一つは卵巣癌の65-85%で発現するカドヘリン蛋白質の一員CDH6に結合するADC・raludotatug deruxtecan(R-DX)です。進行卵巣癌への同剤のPh1試験で50人中約半数(46%)の23人に同剤が奏効したことが去年10月ESMOで発表されています。23人のうち1人は完全寛解し、あとの22人は部分寛解でした。

この記事のカテゴリ
関連ニュース

該当するデータが見つかりませんでした。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。