apoE4を標的とするアルツハイマー病薬開発に力を注ぐべき
- 2012-12-10 - apoE4は直接的な神経毒作用を有することを裏付けるデータをレビューし、apoE4がアルツハイマー病進展阻止治療の標的として有望であると主張する見解が発表されました。 (2 段落, 138 文字)
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2021-02-02|アルツハイマー病
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例えば、100歳元気老人だった金、銀さんですが、私達はまさかアルツハイマー病であったなど、夢にも思いませんでした。しかしご遺族のご理解により、死後の病理解剖では、脳はりっぱなアルツハイマー病の病理を示していた事が報道されました。これは脳の予備能力であると言われていますが、私はそれで十分ではないかと思います。脳の予備能力を発揮させれば、十分にそのヒトの人生を楽しむ事ができると考えています。ですからこの予備能力を発揮できる治療法を開発する事が大切と考えています。
そのうえで、私達の発見したホモシステイン酸です。このホモシステイン酸(HA)は健常人では血液中に検出以下ですが、AD患者やMCI患者には検出されます。そしてこの血液中HAとMMSEとには統計的に逆相関を示しています。またHAの神経変性には、アミロイドが増強作用を示します。ですからアミロイド療法では認知機能の改善ができないのも理解できます。だってアミロイドの毒性の根源にはHAがあるからです。いずれにしても、HA以外にもこの様な物質があるかもしれません。それを探索して、認知機能の改善をはかる治療法を開発してゆきましょう。