メトホルミンはAMPK活性上昇やmTORC1活性低下を介して早産を予防しうる
- 2016-07-31 - 子宮のp53遺伝子欠如マウスが示す脱落膜老化促進による早産にはp53とセストリン2の相互作用欠如に伴うmTORC1活動亢進とAMPK活動低下が寄与しており、糖尿病薬メトホルミンはAMPK活性上昇やmTORC1伝達低下を介してp53遺伝子欠如マウスの早産を阻止することが示されました。 (2 段落, 179 文字)
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WO/2016/113679 LIPOIC ACID FOR TREATING OR PREVENTING THREATENED MISCARRIAGE OR PRETERM DELIVERY
ビタミン様物質(補酵素)の(R)-α-リポ酸は多様な生理活性を示す生体内物質で、AMPK活性亢進作用も示しますので、この作用のメカニズムは同じかもしれません。
いずれにしても、ストレスによる炎症病態としての切迫流産・早産に対して、妊婦さんにも胎児にも安全で有効な処方が見いだされつつあることは、喜ばしいことです。
ビタミン様物質のα-リポ酸による切迫流産・早産への活性も同じメカニズム?(改定)