基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

前立腺がんの癌化抑制遺伝子・ATBF1

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2005-03-23 | コメント

ヒトの癌では第16染色体の長腕の欠損がしばしば認められます。


2005年3月6日のNat Genet誌に発表された研究成果から、第16染色体の16q22という領域にATBF1という癌化抑制因子が存在するとわかりました。

ATBF1はAFPとMYBの発現を抑制し、CDKN1Aを活性化する転写因子です。ATBF1は正常な前立腺癌には豊富である一方、前立腺癌ではおよそその半分しか存在しません。癌のサンプルを調べたところ、多くでATFB1機能が障害される変異が認められました。またATBF1は細胞増殖を阻害することも確認されています。

この結果から、ATBF1の欠損は前立腺がんの増殖コントロール異常の原因のひとつと考えられました。

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