Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

DNA合成に関わるタンパク質・ヒストンのmRNA分解酵素

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2003-09-15 | コメント

ヒストンmRNA分解作用がある・3-prime exonuclease(3'hExo)という酵素が見つかりました。


研究成果が2003年8月のMolecular Cell誌に発表されています。

これまでの研究から、ヒストンタンパク質のmRNA合成を促進するstem-loop binding protein(SLBP)というタンパク質が同定されていました。

今回の結果から3'hExoはヒストンmRNA上の3'領域にあるSLBP結合部位と同じ場所に結合するとわかりました。また、SLBPが3'領域に結合した状態では3'hExoはヒストンmRNAを分解できず、SLBPが結合していない場合にはヒストンmRNAを分解できるとわかりました。すなわち3'hExoの活動はSLBPの支配下にあるということです。

ヒストンタンパク質はDNAの合成に関わるタンパク質です。今回の結果から、3'hExoはDNA複製完了・阻害時にヒストンmRNAを即座に分解するのに必要な酵素であると考えられました。

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