Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

薬物依存と学習に関わる新たな物質・PSD-95

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2004-02-26 | コメント

マウスの実験から、コカインを繰り返し投与することで6つの遺伝子が影響をうけ、そのうちの一つに、学習に関わるpost-synaptic density-95 (PSD-95)という遺伝子が含まれているとわかりました。


コカインを反復投与したところ、線条体においてPSD-95の発現レベルが低下しました。このPSD-95のダウンレギュレーションに伴ってlong-term potentiation (LTP) が促進されることも確認されました。

これまでの研究でPSD-95のレベルが低下したマウスは覚えるのが遅いと報告されています。このことから薬物依存と学習は似た機構を背景にもつと考えられました。

2004年2月のNeuron誌に発表された研究成果です。

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