Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

オレキシンは投与方法に気を使うことなくナルコレプシーを治療できる

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2004-03-23 | コメント

ナルコレプシー患者は脳脊髄液中でオレキシンという神経ペプチドの量が低下していることが知られています。これは視床下部にあるオレキシン生産神経の脱落が原因と考えられます。


オレキシン生産神経を除去したナルコレプシーモデルマウスの脳にオレキシン生産遺伝子を導入したところ、マウスは脱力発作がなくなり、REM睡眠異常が治まり、正常な覚醒状態を保つことが確認されました。またオレキシンを投与した場合でも覚醒時間が3時間増え、脱力発作がなくなりました。

この結果から、時間によって量を調節したり、ある部分に的を絞って注入することなく、オレキシンまたはオレキシン類似物質はナルコレプシーを治療できる可能性があるとわかりました。

2004年3月16日のPNAS誌オンラインバージョンに発表された研究成果です。

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