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コロナ感染に伴う発症予防を担うらしいHLA遺伝子変異が見つかった

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2023-07-21 | コメント

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染して発症した患者に比べて無症状感染者に多い遺伝子変異が見つかりました。

ワクチン非接種のSARS-CoV-2感染者1,428人を調べたところ136人は検査での感染判明の前後それぞれ少なくとも2週間無症状でした。

それら136人は免疫系に合図を出す蛋白質HLAの遺伝子一揃いの一つの変異HLA-B*15:01の保有率が発症患者に比べて2倍以上高いことが示されました。無症状の人のHLA-B*15:01保有率は20%、発症者ではその半分に満たない9%でした。

SARS-CoV-2を被ったことがないHLA-B*15:01保有者のT細胞を調べたところSARS-CoV-2未経験にもかかわらずSARS-CoV-2の一部NQK-Q8ペプチドに反応しました。

NQK-Q8に非常によく似たペプチドNQK-A8を季節性コロナウイルスが有しています。季節性コロナウイルスの幾らかと先立って相まみえたときに知ったNQK-A8とNQK-Q8の類似性を頼りにHLA-B*15:01保有者T細胞はSARS-CoV-2をより素早く察知してより効果的な免疫反応を引き出せるようです。

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