Gilead社が選んだArcellx社の抗BCMA CAR-Tの奏効率100%〜しかし再燃多し

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2022-12-11 | コメント

Gilead社が手を付けたArcellx社のBCMA標的CAR-T・CART-ddBCMAの再発/治療抵抗性(r/r)多発性骨髄腫治療のPh1試験奏効率が実に100%(38/38人)で、その中身も秀逸で71%(27/38人)が完全寛解に至っています。

ただし寛解の多くは長持ちしておらず、スイマープロット(swimmer plot)によるとひとまず奏効した患者のうち12人が後に再燃(PD)しており、他に1人が死亡しています。ただしその死亡は治療とは無関係で病因でもありません。

再燃の多くは12か月頃に生じており、それら再燃を死亡を加味した18か月時点での奏効率は50%(11/22人)です。

ともあれGileadは十分とみたことはどうやら間違いなく、結構な額3億2500万ドルを払ってCART-ddBCMAに一枚加わることを決めています。

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