ビタミンB1派生物質・benfotiamineは糖尿病の網膜症を予防する
Free!マウスの実験から「坐骨神経痛緩和薬・benfotiamine(ビタミンB1派生物質)は糖尿病による血管の障害を防ぐ作用がある」とわかりました。
3つの経路が原因で糖尿病の血管障害はおこるとされます(hexosamine pathway、advanced glycation end product (AGE) formation pathway、diacylglycerol (DAG)protein kinase C (PKC) pathway)。マウスでの実験からbenfotiamineはこれら3つの経路を阻害することが確認されました。
実際に糖尿病マウスにbenfotiamineを投与したところ、血管障害が原因で生じる網膜症の発現を防ぐことがわかりました。
ヒトに効果があるかどうかを確かめる臨床試験を計画中とのことです。
△Back pain drug 'may aid diabetics'
2020-06-24|糖尿病
+ ビタミンB12の一部を繋ぐことで吐き気や嘔吐が生じ難いGLP-1R活性化剤を開発
2020-05-21|糖尿病
+ PPARγ活性化剤とGPR120活性化剤の併用で安全にインスリン感受性が改善する
2020-05-04|糖尿病
+ 脳のATP感受性カリウムチャネル活性化剤は糖尿病治療として有望
2020-02-11|糖尿病
+ DNA脱メチル化酵素TET3の阻害で2型糖尿病や肝線維症を治療しうる
2020-01-29|糖尿病
+ 黒人が営む理髪店でのHbA1c検査で黒人男性の糖尿病をより見つけうる
この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。