Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

ビタミンB1派生物質・benfotiamineは糖尿病の網膜症を予防する

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2003-02-19 | コメント

マウスの実験から「坐骨神経痛緩和薬・benfotiamine(ビタミンB1派生物質)は糖尿病による血管の障害を防ぐ作用がある」とわかりました。

3つの経路が原因で糖尿病の血管障害はおこるとされます(hexosamine pathway、advanced glycation end product (AGE) formation pathway、diacylglycerol (DAG)protein kinase C (PKC) pathway)。マウスでの実験からbenfotiamineはこれら3つの経路を阻害することが確認されました。

実際に糖尿病マウスにbenfotiamineを投与したところ、血管障害が原因で生じる網膜症の発現を防ぐことがわかりました。

ヒトに効果があるかどうかを確かめる臨床試験を計画中とのことです。

Back pain drug 'may aid diabetics'

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