Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

3M社 免疫刺激剤・Aldaraが皮膚癌の前駆状態の治療薬としてFDAから承認された

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2004-03-04 | コメント

2004年3月3日、3M Pharmaceuticals社は光線性角化症(前癌状態の皮膚障害)の治療薬として免疫活性化剤・Aldara (imiquimod) cream, 5%がFDAから販売承認されたと発表しました。


光線性角化症は慢性的な太陽光の照射が原因で、アメリカ人のおよそ100万人が毎年この病気を発現するとされます。

臨床試験に参加したおよそ半数がAldara治療で光線性角化症が完全に消失したという結果になっています。

3M社は基底細胞癌の治療薬としても承認申請しており、FDAが現在審査中です。

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