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Beigene社BTK阻害剤がJ&J/AbbVieの同類薬Imbruvicaにどれだけ勝ったかが判明

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2022-11-25 | コメント

Beigene社のBTK阻害剤Brukinsa (ブルキンサ;zanubrutinib、ザヌブルチニブ)の再発/治療抵抗性(r/r)慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)治療の悪化率が第3相試験(ALPINE)での直接比較でJ&J/AbbVieの同じ類の薬Imbruvica(イムブルビカ;ibrutinib)に比べて35%低くて済みました。

同試験でBrukinsaの無増悪生存(PFS)Imbruvicaに勝ったことは先月中旬に速報されており、今回の発表でどれほどの差をつけて勝ったかが判明しました。

増悪か死亡の実際の発生率はBrukinsa群では27%、Imbruvica群では37%でした。

Imbruvica群のPFS中央値は頭打ちになって35か月と決定していますが、Brukinsa群はまだ頭打ちになっておらず決定していません。

死亡率はBrukinsa群で15%、Imbruvica群で19%です(オッズ比: 0.76、95%信頼区間0.51〜1.11)。

BrukinsaがImbruvicaに勝ったのと対照的にAstraZenecaのBTK阻害剤Calquence(カルクエンス;acalabrutinib、アカラブルチニブ)のPFSは第3相試験(Elevate-RR)でImbruvicaに勝てておらず引き分けにおわっています。同試験でのr/r CLL患者のPFS中央値はCalquenceとImbruvicaのどちらも38か月でした。

よって、間接比較ではありますがBeigene社のBrukinsaのr/r CLL治療効果はどうやらAstraZenecaのCalquenceにも勝るようです。

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