凍らせたヒト脳組織を傷めず解凍
 ・ 手法の名称を追記しました。
脾臓の超音波刺激でラットの肺高血圧症が改善
 ・ タイトルの誤字を訂正しました(脾臓に超音波刺激→脾臓”の”超音波刺激)
ワクチンに添加される植物由来の免疫増強成分QS-21を酵母で作る手段を開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

MacroGenics社の子分連れB7-H3抗体vobra duoのPh2試験で5人が有害事象で死亡

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2024-05-12 | コメント

DNAを傷めて細胞を死なすアルキル化薬デュオカルマイシンを引き連れて癌抗原B7-H3に向かうMacroGenics社の子分連れ抗体(ADC)vobramitamab duocarmazine(vobra duo、MGC018)のPh2試験TAMARACKで前立腺癌患者176人中5人(3%)が有害事象で死亡しました。

4月12日時点までの結果です。

先月4月の初めに発表された1月4日時点までの結果では有害事象による死亡例(Fatal AE)はありませんでした。よってそれ以降4月12日までの4か月ばかりの間に立て続けに5人が有害事象で死亡したことになります。

MacroGenics社のB7-H3狙い抗体の安全性懸念は過去にもあり、2022年にはやはり死亡例を受けて抗B7-H3抗体enoblituzumabのPh2試験が中止されています。

安全性懸念にもかかわらずMacroGenics社は転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者へのvobra duoのPh3試験開始の準備を始めています。同社はPh3試験をできれば来年に開始するつもりです。

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