Sarepta/Rocheの筋ジストロフィー遺伝子治療でさらに1人が急性肝不全で死亡
 ・ Rocheが米国外での販売権利を有している旨短く追記しました。
長寿の村の細菌がうつ病や鼻炎に有効
 ・ 幾つか加筆修正しました。
心臓手術患者の血を幾らか体外に一時的に待避させて戻す手立ての取り柄示せず
 ・ 回避を退避に変えるなどの表現の訂正をしました。

Scholar Rock社の抗ミオスタチン抗体がZepbound使用患者の除脂肪体重減少抑制

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2025-06-19 | コメント

Scholar Rock社のミオスタチン活性化阻害抗体apitegromab(アピテグロマブ)がEli Lillyの肥満薬Zepbound(ゼップバウンド;tirzepatide)使用患者の総体重減少を大して妨げることなく除脂肪体重の減少を半分未満で済むようにしました。

BMI 30以上か持病持ちでBMI 27以上の肥えている成人100人ほど(102人)が参加したPh2試験EMBRAZEの結果です。

Zepboundとapitegromabを併用した患者のもと(baseline)に比べた24週時点体重減少率はZepboundのみ使用患者と1%ほどしか差がなくおよそ一致しており、それぞれ12.3%と13.4%でした。

一方、apitegromab併用群の除脂肪体重の減少はZepboundのみの半分未満で、それぞれ1.6kgと3.5kgでした。すなわちapitegromab併用群の除脂肪体重の減少はZepbound単独より55%少なくて済みました。

apitegromabは脊髄性筋萎縮症(SMA)相手のPh3試験目標達成を経てその治療薬としてすでに米国FDAに承認申請されて優先審査されています。今春3月までに受理されたその承認申請の審査結果は間もなく9月22日までに判明します。

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