若いCOVID-19ワクチン接種後心筋炎患者の殆どからIL-1遮断因子への抗体を検出
Free!新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種後の心筋炎が疑われた69人を生検したところ40人が確かにそうで、それら40人のうち21歳未満の若者の殆ど(75%;9/12人)にインターロイキン1伝達遮断因子・IL-1RAへの抗体(抗IL-1RA抗体)が認められました。
40人のうちの残りの21歳以上の28人のうち抗IL-1RA抗体が検出されたのは3人のみ(11%)でした。
心筋炎が疑われたものの生検で心筋炎が否定された21人は一人も抗IL-1RA抗体を有していませんでした。
抗IL-1RA抗体が認められる患者に限って過剰にリン酸化した異様なIL-1RAが検出されました。
免疫系はそういう異様なIL-1RAを危険と判断して抗体を作り出し、その結果IL-1Raが中和されて枯渇し、IL-1伝達や炎症が野放しに続いてしまうのかもしれません。
- ・ ジャーナル > 総合医学誌 > New England Journal of Medicine(NEJM)
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