アデニル酸シクラーゼ活性化はデュシェンヌ型筋ジストロフィーの筋修復を促す
Free!デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は筋肉を侵しますが、眼の筋肉・外眼筋(EOM)は例外的に難を逃れる術を有するようです(Ann. Neurol. 1992、Exp. Med. 1995)。
その術が甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)の発現亢進を頼りにした筋肉幹細胞の老化抑制にどうやら端を発していることを示した研究成果が新たに発表されました。
TSHR活性化はcAMPを生み出すアデニル酸シクラーゼを後押しします。
そのアデニル酸シクラーゼを活性化するジテルペノイド・フォルスコリンはTSHR伝達に似た働きをすることが知られます。
そこでフォルスコリンの効果が調べられ、果たせるかな骨格筋幹細胞の老化を減らし、幹細胞の再生能を高め、筋形成を促し、DMDを模すラットの筋肉機能を改善しました。
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