基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

持続型β2アゴニスト・salmeterolとコルチコステロイド・fluticasone propionateの併用は広範囲な抗炎症作用を有する

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2006-04-03 | コメント

喫煙中または過去に喫煙経験のある中等度〜重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者140人を対象にした13週間のプラセボ対照二重盲検臨床試験の結果、持続型β2アゴニスト・salmeterolとコルチコステロイド・fluticasone propionateを併用すると、COPD患者の気道の炎症細胞の数が有意に低下すると分かりました。


試験の結果、salmeterolとfluticasoneの併用で、炎症が36%低下しました。また、白血球、CD8+、CD4+細胞が低下しました。その他、炎症誘発性メディエーターの遺伝子を発現している細胞数も低下しました。

以上より、salmeterolとfluticasoneの併用は、COPDを有する喫煙者または喫煙経験者において、広範囲な抗炎症作用を有すると分かりました。この抗炎症作用は、臨床効果に寄与していると考えられました。

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