基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

新生児の禁断症状のメカニズムがMarine Biological Laboratoryの研究者によって調べられている

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2005-08-21 | コメント

ヘロインなどの麻薬中毒の女性、または麻薬中毒の治療のためにメタドンを服用していた女性から生まれた新生児は、甲高い泣き声、過剰反応、筋緊張の亢進、振戦、嘔吐、下痢、発作などを特徴とする新生児禁断症状を発現します。


Marine Biological Laboratoryのポスドク・Kimberlei Richardson博士は、ラットモデルを用いて、新生児禁断症状の原因や治療法を調べています。

禁断症状が出現するときには、神経伝達物質の一つ・ノルエピネフリンが脳内で上昇することが知られています。Richardson博士は、ノルエピネフリンとノルエピネフリンを阻害するクロニジン(clonidine)という薬剤の働きに着目して研究を進めています。

クロニジンは成人の禁断症状に効果を有することが確認されています。また、新生児の禁断症状へのクロニジンの治療効果を調べる2重盲検臨床試験も進行中です。

Richardson博士は、ビルゲイツの基金から資金サポートを受けて研究を実施しています。

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