卵巣ガンを対象にしたpemtumomabの3相試験は2004年に終わる予定
Free!2002年8月20日、イギリスに本社を置くバイオベンチャー・Antisoma社(LS:ASM)は、卵巣ガンを対象にしたpemtumomabの第3相試験は2004年上半期中に終わる予定であると発表しました(2002年8月20日プレスリリース)。
第3相試験には合計420人の卵巣ガン患者が参加する予定です。この420人を2群に分けて、一方にはpemtumomab+スタンダードな抗癌剤を投与し、一方にはスタンダードな抗癌剤のみを投与し、両群で生存日数を比較します。試験は死者の数が両群通じて116人に達した時点で終了する予定です。
ガン細胞の細胞膜表面にはムチン(mucin)というタンパク質の変異型が存在します。pemtumomabはこの変異型ムチンを標的としたモノクローナル抗体にYttrium-90という放射性同位体をくっつけた「ガン原子爆弾」です。ガン細胞の細胞膜表面に特異的に存在する変異型ムチンをターゲットとするため正常細胞への影響は少ないと考えられています。
(2002年8月26日Bioventurenews)
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