どうやら小細胞肺癌は神経内分泌細胞ではなく基底細胞を出どころとする
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

低用量アスピリン治療のモデルマウス

Free!
2005-03-21 | コメント

血小板の活性化は重症な子癇前症の特徴であり、血小板でのprostaglandin H synthase 1 (PGHS 1) 由来のトロンボキサンA(2)(TxA(2))が子癇前症の病理に関連していると考えられています。


2005年3月17日のJ Clin Invest誌に、PGHS 1の発現レベルが低下したマウスの観察結果が発表されています。この結果によると、PGHS 1の発現が低下すると、血小板でのTxA(2)のレベルが低下して血小板凝集を起こしにくくなり、血栓の形成が抑制されました。また、PGHS 1レベルが低下したマウスの出産は正常でした。

アスピリンを服用するとPGHS 1レベルが低下します。今回の結果から、低用量アスピリンは少なくとも出生異常を引き起こすリスクは低いと考えられました。

この記事に対するコメントをお寄せ下さい

[この記事に対してコメントするには会員登録が必要です]

下記のフォームより、有料会員または無料メール会員のいずれかに登録してください。

[会員登録がお済みの方はログインしてください]

コメント一覧

この記事についてのコメントは、まだ投稿されていません。

会員様ログイン
メール会員(無料)募集中

メール会員登録(無料)をされますと、BioTodayに登録された記事を毎日メールでお知らせします。また、メール会員登録されますと、毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

メール配信を希望される方は、以下の欄にメールアドレスを入力下さい。

◇メール会員登録までの流れ

  1. メールアドレスを入力
  2. 入力したメールアドレスに自動生成されたパスワードが届けられる

後は、自動生成されたパスワードと登録したメールアドレスでログインすると毎週月曜からの一週間あたり2つの記事の全文閲覧が可能になります。

質問検索
BioToday 非会員の方へ

質問を投稿して頂くには、メール会員登録が必要です。

会員登録がお済みの方へ

質問を投稿して頂くには、ログインが必要です。
下記のリンクからログインしてください。

My Book

バイオを応用して開発中の新薬を紹介した本です。2001年10月に出版したものです。Amgen社のEPOGEN誕生の経緯やグリベック誕生までの道のりなど、現在販売されているバイオ医薬品の歴史について知りたい方には役に立つのではないかと思います。