うじ虫は重度の創傷に有効
Free!「糖尿病や感染により他の治療法では治らなかった創傷にうじ虫を使用したところ、通常は切断が必死であった手や足の創傷が治る」という研究成果がLeiden Universityの研究者・G.N. Jukema等によって2002年12月のClinical Infectious Diseasesに発表されています。
傷口に這わせると蛆虫は酵素を分泌して創傷で死に絶えた組織・細胞を分解し、分解産物を養分として食べます。また創傷をバクテリアの感染から防ぐ物質も分泌するといわれています。
通常はダイレクトにうじ虫に傷口を這わせるようですが、今回はティーバックのような透過性のある袋に蛆虫を入れて、その袋を傷口に置くという方法をとっています。
Use maggots to clean wounds, prevent amputation(ReuterHealth 2003Jan07)
http://biospace.com/linkto.cfm?link=www.reutershealth.com/archive/2003/01/07/eline/links/20030107elin011.html
Clinical Infectious Diseases 2002;35:1566-1571
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