Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

Adolor社とGlaxoSmithKline社 alvimopanが心疾患と関連することがStudy 014試験で確認された

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2007-04-10 | コメント

2007年4月9日、Adolor社とそのパートナー・GlaxoSmithKline社は、癌以外の慢性疼痛に対してオピオイドを服用しており、オピオイドによる腸機能障害(OBD)を有している患者を対象にした1年間のプラセボ対照二重盲検第3相試験(Study 014)の結果、心臓発作やその他の重大な心疾患・骨折・皮膚癌とalvimopan (Entereg/Entrareg) の使用に関連が認められたと発表しました。

試験の結果、心臓発作を含む心血管イベントがalvimopan使用患者の2.6%に認められました。一方プラセボ投与群では僅かに1.1%にしか認められませんでした。

この結果を受けて、alvimopanに関する以下の3つの試験を取り下げ、中止、中断すると発表しました。

OBD患者を対象にして実施する予定だったEnteregの別の試験(Study 015)が取り下げられます。Study 015はGlaxoSmithKline社によって規制当局に申請されていました。

癌性疼痛患者を対象にしたEnteregの試験が中止されます。

今回のデータがより完全に理解できるまで、回旋腱板筋手術を受ける患者を対象にしたEnteregの試験(Study 228)の患者エンロールが中断されます。

Enteregは、末梢のμオピオイド受容体を阻害する経口薬剤です。

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