Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

Geron社 テロメラーゼを活性化する低分子化合物・TAT0001とTAT0002はHIV/AIDS患者の免疫細胞の機能活性を増強することを示した試験結果を発表

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2006-02-04 | コメント

2006年2月3日、Geron社は、テロメラーゼを活性化する低分子化合物・TAT0001とTAT0002はHIV/AIDS患者の免疫細胞の機能活性を増強することを示した試験結果を発表しました。


HIV感染が進行すると、CD8+細胞毒性T細胞と呼ばれる免疫細胞の細胞老化が加速します。この結果、CD8+細胞毒性T細胞は増殖できなくなり、HIVに感染したCD4+細胞を殺傷できなくなります。

これまでの研究で、HIV/AIDS患者のCD8+細胞にテロメラーゼ遺伝子を導入すると、増殖能力、IFNγの製造能力、HIVに感染したCD4+細胞の殺傷能力が上昇することが確認されています。

また、テロメラーゼ遺伝子を導入したときと同様に、テロメラーゼ活性化剤・TAT0001 (GRN951) とTAT0002 (GRN665) はT細胞の増殖反応を改善し、IFNγの製造を亢進させることが確認されていました。

今回発表された新たな試験データから、TAT0001またはTAT0002で前処理したHIV選択的なCD8+細胞は、HIV感染したCD4+細胞と共に培養すると、ウイルスの複製を強力に抑制すると分かりました。

UCLAのDavid Geffen School of MedicineのRita Effros教授等による研究成果です。

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