基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

Synta社 apilimod mesylate (STA-5326) の2つの初期第2相試験を開始

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2006-05-25 | コメント

2006年5月24日、Synta Pharmaceuticals社は、apilimod mesylate (STA-5326) の2つの初期第2相試験で患者への投薬を開始したと発表しました。1つは関節リウマチを対象にした試験で、もう一つは分類不能型免疫不全症(CVID)を対象にした試験です。

Apilimod mesylateは、IL-12とIL-23を含むIL-12タンパク質ファミリーの合成を阻害する低分子化合物です。IL-12タンパク質ファミリーは免疫反応の重要な調節物質であり、クローン病、リウマチ、乾癬、多発性硬化症を含む主要な慢性炎症性疾患に関与すると考えられています。また、IL-12タンパク質ファミリーはCVIDの胃腸の合併症にも関与することが分かっています。

リウマチを対象にしたプラセボ対照第2相試験では、滑膜組織への作用を調べることでApilimod mesylateの効果を評価します。メトトレキセートとの併用試験です。

CVIDの胃腸合併症を対象にした非盲検第2相試験では、患者から組織を採取し、胃腸に対するApilimod mesylateの作用を評価します。

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Synta Pharmaceuticals社
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