基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
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ダポキセチンは早漏男性の膣内挿入から射精までの時間を延長する作用がある

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2006-09-09 | コメント

中等度から重度の早漏を有するヘテロセクシャル(異性愛)男性を対象にしてdapoxetine(ダポキセチン)の射精延長効果を調べた12週間のプラセボ対象二重盲検試験の結果がLancet誌に報告されています。

被験者は、性活動の前の1-3時間に必要に応じてプラセボまたはダポキセチンを服用しました。

プラセボ、ダポキセチン 30mg(30mg投与群)、ダポキセチン 60mg(60mg投与群)、プラセボグループのそれぞれ672, 676, 610人が試験を完了しました。

ベースライン(試験開始時点)において、ストップウォッチで測定した膣挿入後から射精までの時間(intravaginal ejaculatory latency time、IELT)はプラセボ、30mg、60mg投与群でそれぞれ0.9分、0.92分、0.91分でした。

試験12週時点でのそれぞれのグループのIELTの平均時間は1.75分、2.78分、3.32分に延長しました。ダポキセチンは最初の使用から有効でした。

ダポキセチンの主な副作用として吐き気(30mg投与群で8.7%、30mg投与群で20.1%)、下痢(3.9%、6.8%)、頭痛(5.9%、6.8%)、めまい(3%、6.2%)が認められました。

以上の結果から、ダポキセチンのオンデマンド使用は中等度から重度の早漏男性の治療法として有効であり、忍容性も全般的に良好であると分かりました。

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