Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

ACE阻害剤の方が心疾患で死亡する割合が利尿薬より11%低い

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2003-02-14 | コメント

「ACE阻害剤の方が心疾患で死亡する割合が利尿薬より11%低い」というオーストラリアでの研究成果が2003年2月13日のNEJM誌に発表されました。

アメリカで実施されたALLHATという試験では利尿薬の方がACE阻害剤やカルシウムチャンネルブロッカーよりも血圧コントロールが優れているという結果になりました。今回オーストラリア人6083人を対象にした試験でもALLHATの結果とほぼかわりにはありませんでした。すなわち血圧低下作用も脳卒中の発現率もACE阻害剤と利尿薬で同等だったのです。

唯一ACE阻害剤の方が心疾患で死亡する割合が11%低くなっていました。

いずれにせよ血圧を正常範囲に保つことがなによりも重要なようです。

Which Blood Pressure Drug Is Best?
A Comparison of Outcomes with Angiotensin-Converting–Enzyme Inhibitors and Diuretics for Hypertension in the Elderly. NEJM Volume 348:583-592 February 13, 2003 Number 7

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