アスピリンによる喘息は免疫抑制剤・タクロリムスで治るかもしれない
Free!アスピリン服用でおきる喘息の明確な機序は不明です。しかしながら、アスピリン服用によっておきる気道でのロイコトリエン大量分泌が喘息をおこすのではないかと考えられています。
アスピリンによる喘息の患者12人を対象にしたプラセボ対照クロスオーバー・アスピリンチャレンジ試験で、免疫抑制剤・タクロリムス(tacrolimus)は尿中ロイコトリエンレベルを低下させて気道の収縮を防ぐ作用があるという結果が得られました。
被験者はプラセボまたはtacrolimusを服用2時間後にアスピリンを服用し、尿中ロイコトリエンレベルと気道の収縮度が測定されました。その結果、予めtacrolimusを服用するとロイコトリエンレベル上昇と気道の収縮が抑制できました。
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