凍らせたヒト脳組織を傷めず解凍
 ・ 手法の名称を追記しました。
脾臓の超音波刺激でラットの肺高血圧症が改善
 ・ タイトルの誤字を訂正しました(脾臓に超音波刺激→脾臓”の”超音波刺激)
ワクチンに添加される植物由来の免疫増強成分QS-21を酵母で作る手段を開発
 ・ 関連ニュースを追加しました。

1回目と2回目の妊娠の間に太った女性は2回目の妊娠で苦労する

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2006-10-01 | コメント

スウェーデン全土の女性を対象にした住民調査により、1回目と2回目の妊娠の間の体重変化が2回目の妊娠の転帰にどのような影響を与えるかを調べた成果が医学誌に報告されています。

この試験では、連続した2回の単生児出産の1回目の出産が1992年から2001年にあったスウェーデン女性151,025人のデータを解析しました。

この結果、妊娠間のBMI変化が-1から+0.9ユニットであった女性に比べて、妊娠間のBMI変化が3ユニット以上であった女性の方が子癇前症(オッズ比、1.78;95%信頼区間、1.52-2.08)、妊娠高血圧(1.76;1.39-2.23)、妊娠糖尿病(2.09;1.68-2.61)、帝王切開(1.32;1.22-1.44)、死産(1.63;1.20-2.21)、妊娠期間に比して大きすぎる赤ちゃんの出産(1.87;1.72-2.04)のリスクが高くなっていました。

この関連は、妊娠間の体重変化量と線形相関しました。また、どちらの妊娠でも妊娠前BMIが健康レベルであった女性にも妊娠間体重変化と妊娠の有害転帰の関連は認められました。すなわち太りすぎや肥満ではない女性でも妊娠間で体重が変化すると2回目の妊娠で有害な転帰がおきうると示唆されました。

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