基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
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妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
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反復性脱毛(repeated epilation、Er)という変異マウスの責任遺伝子が同定された

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2005-10-08 | コメント

反復性脱毛(repeated epilation、Er)という変異マウスの責任遺伝子が同定されました。


Erの原因となる変異遺伝子を一つ有するマウス(Er/+)は脱毛を周期的に繰り返し、後に皮膚癌を発現します。この変異遺伝子を2つ有するマウス(Er/Er)はケラチノサイトに関わる皮膚の発達が重度に障害され、出生後にすぐ死んでしまいます。

このたび、分化中の表皮に高発現しており、細胞周期停止を調節し、癌で発現が抑制されるタンパク質・Stratifin(Sfn、14-3-3sigma)の遺伝子変異が反復性脱毛マウスの原因であると分かりました。

Er/+マウスは短縮Sfnタンパク質を発現しており、これがEr/ErとEr/+マウスの表皮の障害とEr/+マウスでの癌の発現に関与していると考えられました。

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