基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。
慢性鼻副鼻腔炎の手術治療が抗菌薬クラリスロマイシン投与に勝る
 ・ 関連ニュースを追加しました。

メディビック社 グルフォスファミドの国内第1相試験を開始

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2007-01-17 | コメント

2007年1月16日、メディビック(MediBic)グループは、固形癌患者を対象にしたGlufosfamide(グルフォスファミド)の国内第1相試験で最初の症例への投薬が開始されたと発表しました。

グルフォスファミドは、アルキル化剤に属する抗がん剤です。糖鎖を有することから、がん細胞が多くの糖を取り込む性質を利用してがん細胞内に移行し増殖を抑制すると考えられています。

過去に行われた海外での臨床試験において、すい臓がんを始め、乳がん、結腸がん、非小細胞肺がんなど様々ながん腫に対し、グルフォスファミドの抗腫瘍効果がみられました。

海外で実施中の大規模臨床試験では、グルフォスファミドの抗腫瘍効果はまだ明らかではありませんが、試験終了後には本剤が重要な新規の抗がん剤になり得ることが示唆されるものと考えられます。

メディビック社はThreshold社との提携合意の下でGlufosfamideを開発しています。Threshold社は現在海外で膵癌を対象にしたGlufosfamideの第2/3相試験を実施しています。第3相試験の結果が近日中に発表される見込みです。

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メディビック社 Threshold Pharmaceuticals社
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