キバナアザミが作る経口投与可能な成分クニシンの神経再生促進効果が判明
 ・ 誤解を訂正しました(オオアザミ→キバナアザミ)。
Rocheの年2回皮下注射Ocrevusが多発性硬化症の再発や脳病変をほぼ完封
 ・ Ocrevus静注が承認済みである旨追記しました。
血流の妨げはないが危うい冠動脈硬化巣の経皮冠動脈インターベンションが有効
 ・ 誤記を訂正しました(再度の血行再建→血行再建)

膠芽腫の多くは直せない傷をグアニン塩基につける化合物の効果をマウスで確認

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2022-07-30 | コメント

膠芽腫(GBM)に化学療法剤temozolomide(テモゾロミド)がよく使われますが、ミスマッチ修復(MMR)経路の消失により、半数を超える患者にはやがて効かなくなります。

まともな細胞なら直せるけれどもGBMの半数やグレード2-3の神経膠腫の大半2/3超で認められるメチル基転移酵素・MGMT(O6-methylguanine methyl transferase)欠損細胞では除去できない傷・O6-2-fluoroethyl(O6FEt)をグアニン塩基に生じさせる化合物KL-50がModifi Biosciences社の設立者Ranjit Bindra氏等によって生み出され、テモゾロミドが効かない膠芽腫をMMR経路を頼らず許容範囲の毒性で封じうることがマウス実験等で示されました。

KL-50は体内での振る舞いが良くなるように改善可能であり、再来年2024年の第1相試験開始を目指してModifi社は経口化合物の新作に取り組んでいます。

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