Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

Jerini社 Jerini社のリード化合物・Icatibantのアメリカ・カナダでの開発、販売、流通でKos Pharmaceuticals社と提携

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2005-11-08 | コメント

2005年11月7日、Jerini社は、Jerini社のリード化合物・Icatibantのアメリカ・カナダでの開発、販売、流通でKos Pharmaceuticals社と提携したと発表しました。


Jerini社は、1000万ドルの株式投資と共に、アップフロントとして1200万ユーロをKos社から受け取ります。

現在、遺伝性血管浮腫(HAE)を対象にしてIcatibantの第3相試験が進行中です。HAEは皮下、胃腸、喉頭での浮腫を特徴とする遺伝疾患です。HAEは、キニンシステムの活性化によるブラジキニンレベル上昇が原因で発現します。このブラジキニンのレベル亢進が浮腫を引き起こします。

IcatibantはブラジキニンB2受容体アンタゴニストのペプチド類似物質です。ブラジキジンの作用を抑制することで浮腫を治療します。

ヨーロッパとアメリカでおよそ1万人がHAEと診断されていますが、実際のHAEの数はもっと多いと予想されています。専門家は、実際の患者数は75,000人程度に上るのではないかと推定しています。

遺伝性血管浮腫以外に、肝硬変に伴う難治性腹水の臨床試験が進行中です。また重度の火傷の動物モデルに対するIcatibantの効果が調べられています。

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