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KRAS阻害剤結合ペプチド標的T細胞動員剤がKRAS阻害剤耐性癌細胞にも有効

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2022-09-14 | コメント

どのKRAS G12C変異癌患者にもK-Ras(G12C) 阻害剤が有効というわけではなく、AmgenやMirati社のその類の薬・sotorasib (ソトラシブ)やadagrasib(アダグラシブ)が効かなくなる事態がすでに確認されています。

2018年にWellspring BiosciencesやKura Oncologyの研究者等はK-Ras(G12C) 共有結合阻害低分子化合物ARS1620の発見をCell誌に報告しました。

先月にCancer Cell誌に報告された新たな研究の結果、ARS1620が結合したK-Ras(G12C) 起源ペプチドがKRAS G12C変異癌細胞表面にMHC I複合体によって提示されうることが示され、そういうARS1620標識ペプチドを認識するT細胞動員二重特異性抗体(bispecific T cell engager、BiTE)でT細胞にKRAS G12C変異癌細胞を殺させることができました。そのBiTEはKRAS G12C阻害剤が無効の癌細胞にも有効でした。

UCSF育ちのバイオテックHap10Bioが開発を担っています。

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