Metsera社の超長持ちなアミリンの類いがGLP-1薬に比肩する体重減少を示した
 ・ 誤解を訂正しました。8.4%の体重減少がプラセボ群の体重変化と差し引きである旨追記しました。
基底細胞が小細胞肺癌の起源となる
 ・ 表現を訂正しました(基底細胞こそタフト様を含むSCLCの起源→基底細胞がタフト様を含むSCLCの起源となる)
妊娠糖尿病を生じる恐れが大きい女性への食事習慣や運動の指南の効果示せず
 ・ 食事習慣の説明を加えました。

Actelion社 特発性肺線維症または全身性硬化に関連した肺線維症を対象にしたbosentan(Tracleer)の臨床試験でプライマリーエンドポイントを達成できず

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2005-11-29 | コメント

2005年11月28日、Actelion社は、特発性肺線維症または全身性硬化に関連した肺線維症を対象にした臨床試験でbosentan(Tracleer)のプライマリーエンドポイント改善効果は残念ながら示せなかったと発表しました。プライマリーエンドポイントは6分間の歩行テストで評価する運動機能の改善でした。


しかしながら、特発性肺線維症を対象にしたBUILD-1試験では、12ヶ月時点での死亡・治療失敗の割合がTracleer投与群で有意に低くなっていました(bosentan群:36.1% vs プラセボ群:22.5%、p=0.076)。この試験結果をうけて、特発性肺線維症を対象にしたbosentan(Tracleer)の第3相試験を実施することが妥当かどうかをActelion社は検討する予定です。

Tracleerは肺高血圧症の治療薬としてアメリカ、ヨーロッパ、日本、カナダ、オーストラリア、スイス等で既に販売されています。

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